成績を上げるために大切なこと

東洋経済の記事でとても興味深いものがありました。
https://toyokeizai.net/articles/-/650800
この記事は中学受験の集団指導塾の話なので私たちの塾と単純に比較することは難しいです。
最適な学習環境は個別塾なので「パーティションで区切ることで適度なパーソナルな空間を作りつつ、教室全体の雰囲気と生徒の様子が把握できるバランスの取れた教室」だと考えています。
異なる点はありますが、とても共感できる部分がいくつかあります。
語彙力に差がつく家庭の習慣
前回の記事でも触れた通り、語彙力の低さが目立つ子が増えてきました。
スマホやゲームをする時間が多い環境だと語彙力は身に付かないんですよね。
読書をすることで様々な言葉や表現を学べますし、新聞を読むことで難しい漢字や語句の意味を自ら調べて取り入れていきます。
親子で一緒に本や新聞を読む習慣があれば飛躍的に語彙力アップすると思うので、休日などは図書館に出かけることが良いきっかけになると思います。
偏差値が下がっても子どもの学力は伸びている
テストの偏差値は相対的なものなので、自分の子どもの点数が上がっても周りの子たちがそれ以上に伸びていると偏差値は下がります。
その数値だけ見て「もっと頑張りなさい!」「ちゃんと勉強やってるの?!」という声掛けは子どものやる気の芽を摘んでしまいます。
勉強を継続してきたことで子ども自身の学力は確実に伸びてきています。以前は解けなかった問題が解けるようになり、少しずつだけど基礎が固まってきたなと感じる場面が多々あります。
そのことをきちんと認めてあげることは子どもの自信に繋がり、もっと頑張って成績を上げたい!という気持ちの第一歩になるんです。これはとても大事。
勉強は苦役ではない
勉強は「めんどくさい」「面白くない」「役に立たない」そう思い込んでいる子がたくさんいます。
1、2回程度話しただけでは理解してもらえないかもしれないけれど、勉強をすることで色々なことを知ることが出来て視野が広がるから豊かな人生になるんだよ、と大人から伝え続けていくことは重要だと思います。
大人自身が「勉強は嫌い」「勉強はつまらない」と思っていると、子どもたちも同じように捉えることになるでしょう。
そこは意識を変えていった方が良いですよね。
このように、私たち大人の行動・言動・接し方が子どもの成績や成長に大きな影響を及ぼしていると思います。
「勉強しなさい!」と言う前に私たち自身の振る舞いを見直す良い機会だと感じました。